📍 1. 概要
電気検層は、ボーリング孔内で地層の比抵抗(ρ:Ω・m)や自然電位(SP:mV)を測定し、地層の判定・帯水層の把握・グラウト効果判定などを行う調査手法です。
比抵抗は電流の流れに対する抵抗値で、地層の間隙率や含水状況、鉱物組成を反映します。透水性の低い頁岩や泥岩は比抵抗が低く、砂礫層や砂岩は高くなる傾向があります。
自然電位(SP)は孔内に自然発生する電位差で、拡散電位や膜電位の合成値として発生し、地層や水質情報の把握に利用されます。
図1 電気検層 測定概念図(ノルマル)
🛠️ 2. 測定
測定は電流電極(A-B)を通して地中に電流を流し、電位電極(M1~3-N)間の電位差を測定して比抵抗を算出します。自然電位は電流を流さず測定します。
- 地上測定装置:測定器、地表電極、電動ウィンチ、シーブで構成
- 孔内プローブ:4つの電極で構成、M1電極でSP測定も兼用
- 測定手順:プローブを孔底まで降ろし概略測定→本測定、データは5cmピッチで記録
孔内水を介して電極が地盤と接触するため、裸孔または有孔保護管内で測定されます。
また、マイクロ検層では、パッドアームによって電極を孔壁に密着させる構造を採用しているため、孔内泥水の影響を受けにくく、比抵抗の誤差が小さいという特徴があります。さらに、電極間隔が2.5cmや5cmと非常に短く設定されているため、孔壁近傍の比抵抗を高解像度で詳細に測定することができます。泥水の影響を低減しつつ、地層の微細な変化を把握できる精度の高い検層方法です。
図2 電気検層 測定概念図(マイクロ)